丸山夏鈴

男ならこうあるべき、女ならこうあるべきという「あるべき姿」というのは確かにあるのかも知れない。

単純に言えば力仕事は男、細かな仕事は女という古風な線引きも、それぞれの特性を考えればアリだとわたしは思う。

けれどもそれを他人に押し付けていいかとなると話はまったく別…

「男だから」とか「女だから」を理由にして「あるべき姿」や「禁忌」を振りかざす姿勢には、はっきり言って虫唾が走る。

冒頭に書いた線引きについてもその逆だってあって当然、それぞれが自分の出来る範囲で相手に貢献する事によって、恋愛や結婚って成立するものなんじゃないだろうか?

ましてわたしのような自己愛の塊にとっては他人などただの風景。

交通の邪魔になるとでも言うなら話は別だが、男性が女性のバッグを持っていようが女性が男性をおんぶして歩いていようが、別に苦にもならない。

自分の場合に当てはめて考えれば、服装とはバッグまで含めて完成するものだと思っているし、いざという時には護身用にもなるので、持って欲しいと思った事はないし、持とうと言ってくれた男性もいなかった。

だから男性にバッグを持って貰った事はないけれど、だからと言って持たせる女や持つ男を批判したり笑ったりする気はないし、いいじゃん別に、本人たちの問題なんだから…としか言いようがない。

見知らぬ他人のハンドバッグなど誰が持とうが、そんな事で世界は変わりはしない。

そんな風に他人さまをじろじろ見る暇があったらショーウィンドウに映る自分をチェックした方が、時間の使い方としてはよほどまともなんじゃないだろうか?

人目とは窮屈なものだ。
そして、人の振る舞いをあれこれ言いたがる人に限って、自分の足下を見ていない。

それだけの事だ。

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